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話題のAI開発エージェント「Devin」を実務で使ってみた感想

はじめに

最近、業務でインターン生として「Devin」がやってきました。
今回は、実際に業務でDevinを使ってみた感想をあくまで個人な視点でまとめようと思います。

AIによって生成されたDeivnイメージ

追記

残念ながらDevinくんは今月をもって退職することになりました😿
(ジュニアエンジニアを再現しすぎたことがよくなかったという意見)
代わりに今後はCursorを使っていくとのことでした。

Devinとは?

Devinは、Cognition社が開発したAI開発エージェントで、以下のような特徴があります。

  • ターミナルやコードエディタを自由に操作
  • GitHub上でブランチ作成やPR作成も可能
  • 提示されたタスクを理解して、分解・実行していく能力

一般的なコード生成AI(たとえばChatGPT+コード)とは異なり、実際の環境で"手を動かしてくれる”AIという印象です。

実際に使ってみて良かったこと

単純な作業を任せられる

ライブラリのアップデート、リファクタ、テストコードの作成など、地味だけど時間がかかる作業を任せられるのはとても便利でした。

仕様の不明な部分をちゃんと質問してくれる

びっくりしたのが、仕様が曖昧な部分に対して「質問してくる」という挙動です。
勝手に一方通行対話のYesマンと思っていたので、人間のようでびっくりしました。

Devinには「Knowledge」という共通ルールを設定できる箇所があるため、こちらを整備させると、よりスムーズにコミュニケーションが取れるかもしれません。
(現状PRを投げる際のテンプレートルールが書かれていたりしているが、ルールにのっとるときもあれば、無視される時もあったり。。。)

使っていて気になった点・注意点

たまに余計な修正をしてくる

便利ではあるものの、意図しない変更をしてしまうこともあります。
「こうしておいた方がいいだろう」と思ったであろう変更を加えてしまったり。。。
(たとえば「書類の枚数だけを表示してほしい」と依頼したのに、「◯枚」と単位を追加してくる親切(?)挙動がありました)

レビューや開発者の修正・介入はまだ必要不可欠かと思います。

0から1のレイアウト作成は難しそう

私は現在フロントエンド担当なのでUIの相談もしたいのですが、レイアウト設計は苦手そうです。
Devinは目が悪いらしいく、視覚的な情報には弱い印象でした。

Devinを使う上で感じたコツ

  • ペアプロのつもりで使うとちょうどいい距離感
  • 目的と作業範囲を明確に伝えると、アウトプットの質が上がる

まとめ

Devinは、ただのコード生成ツールではなく、
「実際に作業をこなしてくれるアシスタント」として非常に実用的な存在です。

現時点では完全に任せきるのは難しいですが、単純作業を任せて自分は他のタスクに集中する、といった使い方ができるだけでも、 業務効率は確実に上がったと感じています。

私自身、まだReact初心者ということもあり、 具体的なコードでサポート(というか実装)してくれるのはとてもありがたいです。

たまに暴走されてイラッとすることもありますが(Copilotしかり)、引き続き業務の中でうまく付き合っていきたいと思います。

参考