はじめに
新卒として入社し、プログラミングを始めてからの約7年間、フルスタックエンジニアとして幅広く担当し、フロントエンドはAngularで開発してきました。
ですが、独立して業務委託案件を探した時に、Angularを採用している企業はReactに比べて少なく、苦労しました。。。
(Angularはお堅い会社が多く採用しているのもあり、私が業務委託で目指していた週4勤務はまぁ絶望的にできない)
そこで、思い切ってReactを学ぶために一度転職し、現在は正社員としてフロントエンド専任のReactエンジニアになることにしました🥲 (フリーランス半年で終了)
今回は、AngularからReactへ技術スタックを切り替えて感じたことや、フルスタックからフロントエンド専門へキャリアチェンジした感想を、個人的な視点でゆるくまとめてみようと思います。
AngularからReactへ
誰もが思うことだと思うのですが、Angularでは、HTMLとTypeScriptがファイルとして分かれているのに対し、 Reactでは、JSXという記法でUIとロジックを一緒に書くのが慣れるまで戸惑います。
// React (JSX) export function Hello() { return <h1>Hello, World!</h1>; }
ただ、慣れてくると「このコンポーネントで何をしてるか」が一目でわかるので、むしろ読みやすく感じるようになりました。慣れは怖い。
また、Copilotの助けもあって成長が加速したと思います。🤖
Reactに乗り換えた当初は、React Hookやライフサイクルの違いに戸惑いました。
でも、CopilotなどのAI補助ツールに助けられながら、「このコード何してるの?」と聞いてコードで不明な部分を解説してもらったり、(Agentモードでかいてもらったり😇)してやっていくことができました。
たまに嘘つかれると詰みますが。
半年ほど経った今では、一覧ページ+登録・編集フォームのような基本的な業務画面は一から作れるようになりました。
Angularのよかったところも一応あります。
Angular CLIでコンポーネントやサービスなどをコマンド一発で作れるのは、やはり便利でした。
また、最初に習得難易度の高いというわれているAngularから学んだことによって、Reactの理解はかなりスムーズだったと思います。
フルスタックからフロントエンドへのキャリアチェンジ
フロントエンドに特化したことで、ReactやUI/UXの知識を深掘りできるようになり、キャッチアップの密度が濃くなりました。 以前のようにバックエンドやインフラを気にする必要がない分、目の前のUI体験に集中できるのは、いいですね🌞
一方で、APIが完成していないと困る場面が最近ではよくあります。
フルスタック時代は、自分でAPIもフロントも作っていたので、「このAPIがまだないからデータ取得は後回し」なんてことはありませんでした。
でも今はバックエンドチームとの連携が必須です。最近では先にさくっとAPIDocとMocを作成いただくことで解消しつつあります。
分業されたことによって、コミュニケーションを取ることの重要さはフルスタック時代よりさらに増したように感じます。 個人プレーでは得られなかった、チームの中でどう価値を発揮するかという視点がより大事になったように感じます。
React修行のために業務委託から正社員に戻った話
正直Reactを学ぶ上では正社員に戻ってよかったです。
まぁ当たり前ですが、業務経験が1年以上ないと基本的には雇ってもらえないので😢
また、独学よりも業務で学ぶ方が圧倒的に習得度も上がるので修行と思って転職してよかったと思います。
(React未経験でも雇ってもらえたのもプチ奇跡)
あと思ったのは、Reactは割とスタートアップ企業などが採用しているというのもあり、
自由な働き方の会社が多くあり、私の怠惰な働き方(在宅・フルフレックス)ともマッチしてる会社を見つけられたと思います。
まとめ
AngularからReactに乗り換えるのは、正直最初はハードルが高く感じました。
ですが、TypeScriptベースという共通点があるおかげで、知識を活かしながらReactの書き方に慣れていくことができました。
このタイミングでキャリアの見直しができてよかったです!